来る7月31日は当社の夏祭りです。
この祭の起源は明治5年、堺市民の申し出により明治維新以来住吉社の御神幸もないので当国一の宮にて堺地へ御神幸して欲しいとの要望で8月13日に堺宿院頓宮への渡御が行われたのが始めであります。
明治9年に至り地方長官の指定により日取りが8月13日から7月31日と定められました。
後、住吉社の御神幸が再興されるに及んで宿院頓宮は両社の御幸所となりました。
当時は御鳳輦を中心に賑々しい渡御列を組み、道筋は小栗街道から湊を経て大阪紀州街道に出堺市北半町から左折し、七道濱にて少憩後中濱を経て宿院着、行宮祭を行い、帰路は山ノ口筋を経て小栗街道に出西の鳥居より還幸し還御祭を執行し斎了としていました。
今は、道路事情・神輿の舁き手問題等でトラックでの移動となり、湊と宿院頓宮で夫々駐輦祭、頓宮祭を斎行し、またトラックにて本社に還幸となっています。
いつかは昔のように本社から渡御列をくんで賑々しく沿道の人々の応援を受けながら斎行したいものです。