来る平成29年6月10日~7月9日迄堺市博物館にて富岡鉄斎ー和泉国茅渟海畔の寓居にての展覧会に当社から6点出陳します。

富岡鉄斎は当社宮司を明治10年から明治14年12月まで約5年間勤めていました。

その間に当社に残されたもの、数は少ないですが何点かあります。今回はその内、

湊焼扁額  鉄斎下書・八代上田吉右衛門作

日本武尊大神之図  鉄斎筆

鉄斎の肖像写真(大鳥神社大宮司時代)

鉄斎の肖像写真(晩年)

鉄斎・春子夫妻の写真

大和神社宮司 村岡 力氏の手紙  の6点です。

湊焼扁額は横幅115.1センチ、縦49.5センチの大作で鉄斎の行隷混合書体で書かれています。

又、焼は素地土に釉薬を施さない無釉の素焼きのままであり、素地土は熊取の白土のみを使っているので灰白色に上っています。

日本武尊大神之図は大鳥神社宮司在任中に描いて奉納したもので、鉄斎まだ40代の事であり簡素で優雅な品格があり、若々しい皇子のイメージを童子の姿で現しています。

この機会にどうぞ博物館で実物をご覧下さい。

とくに湊焼は今まで公開したことはありません。


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